まわりの歯は普通に白いのですが、1本だけや、2本だけ歯が暗い、黒いという場合があります。 この原因のほとんどは、少なくても数年前に、歯の神経をぬいて白いつめものをした場合です。歯科医が神経を抜く際に、歯の口に中に出ている部分の神経が残り、その神経のなかの血液が歯にしみこんで、それが、化学反応をおこして、黒くなるものです。 このような歯を漂白するのは、比較的に簡単で、白いつめものをはずし、そこに過ホウサンナトリウムとオキシドールを混ぜた液をつめ、蓋をしめます。一週間後にまた蓋をはずして、同じように薬を詰めます。これを2~4回行い白くなればまた、白いつめものをします。 神経を抜いてから時間が経っていると白くなりにくくなります。またこの治療中は歯が折れやすくなりますので、硬いものを噛むのは控えるようにしていただきます。