歯科医院側にとっては、適切なホワイトニング剤さえ使えば、その術式、ホワイトニングの仕方はきわめて簡単です。問題は、
A その適切なホワイトニング剤、ホワイとニング機材とは?です。
B 歯科医院側がホワイトニング剤を使用する際、ホワイトニング剤の製造メーカーからの使用説明書を注意深く読みます。これはきわめて大切ですが、実際にはそれには書かれていない使用時の注意をどれだけ知っているかも重要です。
上記Aについて
厚生労働省によって認可されたホワイトニング剤、FDA(アメリカ食品医薬品局)によって認可されたホワイトニング剤などいろいろあります。
オフィスホワイトニング
(1)紫外線 一昔前までは紫外線とホワイトニング剤を反応させてホワイトニングをおこなっていましたが、日焼けなどの問題により現在ではほとんど使用されていません。 |
(2)ハロゲンランプ かなり効果はありますが、熱が発生するという欠点があります。 |
(3)LED かなり白くなります。安全、安定的、光の強さも考慮にいれると一番効果があります。 |
(4)光を使わないホワイトニング剤だけの使用 白くはなりますが、やはり光を使ったほうが白くなります。 |
ホームホワイトニング
過酸化尿素を使用します。濃度は大体、10, 15, 20パーセントも3種類のいずれかです。同じ会社のホワイトニング剤でも濃度がちがうと、まるっきり違う商品のように作用します。濃度が高いほど、白くなる度合いスピードがはやくなりますが、歯がしみるという副作用も強くなります。
上記Bについて
1本の歯でも白くなりやすい部位、なりにくい部位があります。同一人物の歯でも白くなりやすい歯、白くなりにくい歯があります。それを考慮にいれてホワイトニングをする必要があります。すべての歯科医がそのことを知っているわけではありません。
やまもと歯科医院ではホワイトニング剤、ホワイトニングについてホワイトニング先進国アメリカから直接情報を収集しています。